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2007年1月

難民キャンプ

● 難民キャンプの現場から
(UNHCRネパール・ダマク事務所長 根本かおる)

編集部注)今週は、ネパール東南部ダマクで国連難民高等
      弁務官事務所(UNHCR)職員として、日々ブータ
      ン難民支援の第一線で働いている方から現場の
      生の声をお伝えします。

 私の「仕事場」はネパール東南端の難民キャンプ。ネパー
ル系のブータン難民10万6千人が、「ヒマラヤ」のイメージの
強いネパールにジャングルを開墾して造った7つのキャンプ
で16年にもわたる難民生活を強いられています。

 難民たちは、竹で編んだ小さな小屋に身を寄せ合って暮
らし、配給食糧の米を主食としています。人口は自然増加
しているもののキャンプ用地はそのままなので、年を追っ
てキャンプでは過密化が進んでいます。

 19世紀後半から20世紀初めに経済的な理由から多くの
人々がネパールからブータン南部に移住し、ブータン国籍
を取得するに至りました。しかし、ネパール語を話しヒンズ
ー教徒中心のネパール系の人々は、仏教徒の主流派ブー
タン人とは民族的にも宗教的にも異なり、80年代からとら
れた民族主義的政策の結果、ネパール系の人々は国籍を
失い、90年代初頭大量にネパールに流入。ブータン政府に
対する民主化要求行動も、多くのネパール系ブータン人の
国外追放という結果をもたらしました。

 かれこれ16年も経てば、キャンプはまるで典型的なネパー
ルの町のよう。学校もあれば、診療所もある。集会所も
あれば、障害児を預ける託児所もある。すべてUNHCRの
支援でつくられたものです。ブータン難民はネパールでは
就労権が認められていないため、国際社会からの支援に
依存せざるを得ません。UNHCRは、ネパール政府当局や
NGOパートナーらと連携しながら、これら難民の権利を
保護し、住居、食糧、水・衛生、保健・医療、教育などの面
での支援物資・サービスの提供、および難民問題の
恒久的解決の模索を担っています。

 キャンプに暮らすブータン難民全員の状況把握をかねた
「難民再登録」の作業がようやく昨年11月に開始しました。
UNHCRとネパール政府による今年春までの共同事業で、
約50人の再登録作業専従スタッフが、一日あたり
約1,500人の難民の聞き取り調査と写真撮影、データ入力
にあたっています。

 90年代初めの到着時に政府が難民の登録作業を行い、
その後順次出生、死亡、婚姻、離婚などを記録してはいる
ものの、10万6千人全体について基本情報をアップデート
し、データベース化するという作業はこれが初めて。
難民の安全を守り、適切に保護し支援するためには、
一人一人がどこの誰で、どういう家族構成で、どういう
ニーズを抱えているのか把握する必要があります。

 また、一人一人写真を撮り、のちに写真入りのIDカード
を発行する計画です。写真を撮るのに飛び切りのおしゃれ
をしてやってくる老人や、カメラの前で緊張して泣き出して
しまう子どももいます。
庇護国からの身分証明書は、自国政府から保護が期待
できない難民を保護する上で欠かせません。

 難民再登録事業の実現は、ネパール政府との粘り強い
交渉も含め、様々な関係者による努力のたまものです。
ブータンへの帰還(わずかながらではありますが)や
アメリカなどへの第三国定住など、解決への兆しが少し
ずつ出てきている中で、この画期的な事業の現場をあず
かる事務所の所長でいられるというのは幸いなことです。

 16年という長期にわたる難民生活にもかかわらず希望
を捨てずに前向きな姿勢を保っている難民たちからエネル
ギーを分けてもらいながら、様々な国籍の50人の事務所
スタッフとともに支援活動にあたっています。

※ 難民キャンプの様子
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/0118c.html

※ 執筆者の紹介
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/nemoto.html

オリジナルはこちら

http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2007/0118.html

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しつこく12階

参照してください
2006年11月24日のMY ブログ

浅草 12階 貨幣価値 8銭 明治
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/12800456

「江湖(こうこ)の諸君、暇のある毎(ごと)にこの高塔の雲の中に一日の快を得給え」

こうこ かう― 1 【江湖】

〔古くは「ごうこ」とも〕
(1)川と湖。
(2)世の中。世間。
「名声倍々(ますます)―に鳴れる/花柳春話(純一郎)」
→ごうこ(江湖)

つまり
「世間の人々よ」という意味

世の人々よ、ひまがあったら、浅草12階へ来て、雲の間に々すばらしい景色を見よ

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卑怯とは

「いじめは卑怯」松井秀、安倍内閣メルマガで“一役”(読売新聞)

 「いじめをしている子供たち、そして自殺する子供たちに対し、僕は我慢がなりません」――。

 米大リーグ・ヤンキースの松井秀喜選手が、11日付の安倍内閣メールマガジンに、子供のいじめ問題に関するメッセージ「君はひとりじゃない」を寄せた。

 松井選手は、いじめている子供たちに向け「理由が何であれ、人として卑怯(ひきょう)なことをしてはいけません。卑怯とは、勇気がなく、物事に正面から取り組もうとしないことを言います。そう、正々堂々としていないことです。僕の大好きな野球をはじめとして、スポーツや世の中にはルールがあります。卑怯な行為は反則です。卑怯な行為の中には『無関心』も含まれます。いじめられている人がいるならば、是非勇気を持って『いじめはよくない!』と声をあげて欲しい。その勇気あるあなたの最初の声が必ずや『周りの人の心を動かす』と僕は信じます」と語り、いじめを強く戒めた。

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