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父からのSOS -4-

正直に言おう

なにより、ウンチに触れるのがいやだった

ものとしてのウンチもいやだが、

自分の父のウンチに触れることで、

父としての威厳が

私と父との関係が、

ガラガラと壊れていくようで、いやだった。


最近の父は、オムツをしている

最初はおしっこだけ、垂れ流すのは

でも、最近は、お風呂に入っても、

ウンチが浮いていることがあるらしい

ましてや、今は、硬くないウンチが

オムツにいっぱい付いているに違いない

でも、母親におしりを上げさせてまで

座薬を入れられるはずもない


あとは、このわたし

長男だし、おとこだし、ここで、がんばっとかないと、

あるかないかわからない財産の行方にも

大きく影響が出るかもわからないし

ええーいっとは思わなかった。


待てよ、明日の朝まで様子を見て、

きっとそれまでには、熱ぐらい下がるよな

だって、39度ってことは、40度よりましなわけだし

まあ、そばにいるだけでいいか

と、こっそり自分に言い聞かせた

よく朝、 8時過ぎに医院より電話があった

「お熱、下がりましたか?」

まずい、実は、朝7時過ぎに熱を見ると、

まだ、39度ぐらいあり、あわてた私は、

意を決して、ウンチをものともせず、

座薬を差し入れたばかりだったのだ

まだ、効いてこないに決まっている

「あ~どうしよう」

ウンチにへこたれたばっかりに、

父を危ない目に合わせてしまった

「はい、まだ、熱は下がっていません。

39度あります。」

「じゃ、病院へ、紹介状書きますから、

9時過ぎに取りに来てください。入院の連絡入れておきますから」

「はい、わかりました。」

でも、自分の悪事は吐露できなかった。

病院に着くなり、救急で処置することになり、

私たち家族は、寒い待合室で

しゃべるでもなく、肩寄せ合ってたたずんでいた。

ただひとり、私だけが、良心の呵責(かしゃく)に、

さいなまれていた。

2時間ぐらいたったころ、医師の説明があると

診察室の中に入るように看護士に呼ばれた

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家族に関する 原点っていうか」カテゴリの記事

コメント

初めまして 愛煙家です。

読者登録ありがとうございました。

私は昭和30年代世代です。
当時、1歳しか違わない兄と
差別されたような記憶しかありません。
長男は宝でニ男はゴミのような扱いでした。

財産(遺産)と親の老後は長男の義務ではなく
長男の権利と思っています。

神戸名物さんもつらいでしょうが
長男の誇りを持って頑張ってください。

投稿: 愛煙家 | 2008年4月 5日 (土) 17時22分

初めまして、エディタコミュニティから来ました。

うちのおじいちゃんの事、思い出しました。

もう亡くなってしまったんですけど…
ウチのおじいちゃんもオムツしてて、
4・5時間ごとに「お尻が気持ち悪いからかえてくれ」
ってみんなに言ってました。

おじいちゃんが亡くなる前の日にも
ウチに言ってきたんですけど…
やっぱり、嫌でしなかったんですよね。

あの時、してあげればよかったなと
今では思うんです。

でも、やっぱり…実際は嫌なのかなとか…

今、あの時に戻っても
やっぱり、ウチはしない気がします (汗

大変ですよね><
頑張り過ぎない程度にやっていってくださいw

乱文失礼しました。


投稿: chinami | 2008年4月 2日 (水) 23時51分

私の親も、最近急に体が弱ってきました。
まだ介護の覚悟が出来ていません。
親もそれなり考え、
子供に親の情けない記憶を残したまま、
去りたくないから、
そうなったら、施設に行かせてと、
自分で言ってます。
考えさせられる話です。

投稿: デンデンママ | 2008年3月27日 (木) 21時52分

こんにちは、crystalchild aki です
介護は、意を決して私もやろうときめ、香川にもどってきました。18の時神戸市西区の大学に入学し、その後、中央区の市役所のよこのビルで就職したのち大阪に引越し、10年の時を経て、香川で79歳の母の介護をはじめてはや2年。
もっと優しくしてあげたいと思う反面、何かあるとすぐに現実から逃げて、なげだすし、いらいらするし、そんな自分に嫌気がさすし、でもやっぱり前向きに自分の道を修正してくいの残らないようにと思ってます。また遊びにきますね。宜しくです。

投稿: aki | 2008年3月26日 (水) 21時15分

 わたしの親はまだ元気ですがいずれそういう時がくるんですよね。オムツえをかえるなんてやったことないけどやり方わるいとp腰をうためたりするんですよね。
 たしかに親の介護遺産が目当てyちぇのありますね。新でもしにっきれにあだろう、というt¥よりはやっぱいさん、い\親が死んだt0おきにはもらうものはもらっておかなくてはとおもっています。まあ、一人っ子だからよかった。争いもないし、やっぱ一人っ子っていいですね。

投稿: ラッキー花子 | 2008年3月25日 (火) 11時15分

お邪魔します。

ウンチ・・わかりますよぉ
母を何度か看病したので・・・
酷い時は(くも膜下の手術後)排泄物を処理しているにも係らず・・・
「あんたはは汚いと言った」と、言い放った母に
なんとも情けない思いを抱いてしまいました。

そんな事言うはず無いのに・・・
脳の後遺症が残る中のうわごとでしたが、
一瞬、心を見透かされてると思いましたよ。

自分しかやる人間が居ないとわかっていても、
躊躇してしまう事も人間だからあるでしょう・・・

気張らず頑張ってくださいね。
おじゃましました。

投稿: teketeke | 2008年3月24日 (月) 18時22分

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