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彼は知っていた

2008年8月28日(木)10時22分配信 毎日新聞


『アフガンで拉致され殺された伊藤和也くんの

ペシャワール会への志望書全文』

       ワーカー志望の動機 伊藤和也


私がワーカーを志望した動機は、
アフガニスタンに行き、
私ができることをやりたい、そう思ったからです。

私が、アフガニスタンという国を知ったのは、
2001年の9・11同時多発テロに対する
アメリカの報復爆撃によってです。

その時まで、周辺国であるパキスタンやイラン
といった国は知っているのに、
アフガニスタンという国を全く知りませんでした。


「アフガニスタンは、忘れさられた国である」


この言葉は、私がペシャワール会を知る前から
入会している「カレーズの会」の理事長であり、
アフガニスタン人でもある医師の
レシャード・カレッド先生が言われたことです。
今ならうなずけます。

私がなぜアフガニスタンに
関心を持つようになったのか。

それは、アフガニスタンの復興に関係するニュースが
流れている時に見た農業支援という言葉からです。

このこと以降、アフガニスタンに対しての興味を持ち、
「風の学校」の設立者である中田正一先生の番組、
偶然新聞で見つけたカレーズの会の活動、
そして、
カレーズの会の活動に
参加している時に見せてもらった
ペシャワール会の会報と
その活動をテーマにしたマンガ、
それらを通して現地にいきたい気持ちが、
強くなりました。

私は、関心がないことには、
まったくと言っていいほど反応しない性格です。

反応したとしても、すぐに、忘れてしまうか、
流してしまいます。
その反面、関心を持ったことはとことんやってみたい、
やらなければ気がすまないといった面があり、
今回は、後者です。

私の現在の力量を判断すると、
語学は、はっきりいってダメです。
農業の分野に関しても、経験・知識ともに
不足していることは否定できません。
ただ私は、現地の人たちと一緒に
成長していきたいと考えています。

私が目指していること、アフガニスタンを
本来あるべき緑豊かな国に、
戻すことをお手伝いしたいということです。
これは2年や3年で出来ることではありません。


子どもたちが将来、食料のことで
困ることのない環境に少しでも
近づけることができるよう、
力になれればと考えています。

甘い考えかもしれないし、行ったとしても
現地の厳しい環境に耐えられるのかどうかもわかりません。


しかし、現地に行かなければ、何も始まらない。


そう考えて、今回、日本人ワーカーを希望しました。

2003・6・15

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活動 : 医療事業、水源確保事業、農業計画から成る「緑の大地計画」 構成 : 約300名の現地職員、ペシャワール会会員数約12,000人 評価 2002年 - 第1回沖縄平和賞受賞(沖縄県主催)。 2003年 - マグサイサイ賞・平和国際理解部門受賞。 中村 哲 医師2003年ラモン・マグサイサイ賞 平和・国際理解部門受賞戦と病の痛みを癒す。マグサイサイ賞財団は、「アフガニスタンとパキスタンの国境地帯に居住する難民及び山岳部貧困層が抱える戦乱�... [続きを読む]

受信: 2008年9月 1日 (月) 22時35分

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