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神戸ルミナリエ2008

新宿は、上落合から来られたお母さん

うちで、娘と 待ち合わせとやら

えっつ 娘さんは、神戸で住んではるの?


『 いえっ 映画 「レッドクリフ」 で

「三国志」に、はまって

「関帝廟」(かんていびょう)を見に行ってるの

それで、6時にここで待ち合わせ 』


いいけど、それからルミナリエやね

今日は人多そうやったで

目の前が、観光バス駐車場なので、

バスの台数でわかるんや


まもなく、20歳ぐらいの娘さんが来た

「お母さん、ここやったの

隣の喫茶店かと思った

さあ、お母さん ルミナリエ 見に行こう」


『行かない』


お母さん 急いで行こうよ

バスに8時集合だから

それまでに行こうよ」


『わたしは、行かないよ。

喫茶店で、コーヒーでも飲んでるから』


そんな事言わないで、いっしょに行こうよ」


お母さんは、きっぱりと、

『あのね、あれは鎮魂の為のセレモニーだから、

観光客が易々と行くようなものではない。』


6年 店をやっているが、初めての客だ。

こんなに こころのある人は初めてだ。


お母さん、ありがとう


多分僕だけではなく、多くの神戸の人は

あそこへは行きたくないと思う

なぜなら、悲しいから

光の回廊を通るとき

いつも涙があふれてくる


みんなは、「きれいねえ」とか、

Vサインして、写真撮ってたり・・・

ごめん、そんなんと違うねん

もっと、おごそかに、すごさせて欲しい


光の回廊を通るとき

道すがら、レクイエムが、流れている

その音楽に聞き入ってしまう

立ち止まって、スピーカーの下にたたずんでしまう

そして、逝った人を偲び

今も、苦労に耐えない人を、想い

涙してしまう


観光の人も、お願いだから、意味を考えて欲しい

真似しただけの東京のミレナリオは、終わったでしょ

意味合いがないからでしょう

神戸のルミナリエには、悲しい記憶と

深い想いとがあるのです。


心のないことをいくら重ねても、

ゼロになにを掛けてもゼロはゼロです。


わたしのうしろでは、レクイエムが、

ず~っと今も流れている。


ルミナリエ会場で買ったCDのことですが・・・


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» 水晶抄 [詩集-言葉の奥津城]
一月十七日。 冷たく冴えた空の下 街は水晶の中にはめ込まれている。 あの日、神戸で 夜明けの水晶が割れ こぼれ落ちていった人々。 忘れることは祈りであるか。 一方で 苦行のように 記憶を磨く人たち。 水晶の破片を 拾い上げては息を吹きかけ そっと拭う。 日に透かせばかすかに光る。 もう、よほど曇った水晶の奥底で かすかにささやく声がある。     ⇒ルミナリエ ... [続きを読む]

受信: 2008年12月27日 (土) 19時50分

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